国立公園を訪れて壮大な大自然の風景を堪能する

ミシシッピ・リバー・カントリー地域には気持ちの良いオープンスペースと美しい景色を楽しめる場所が多くあります。世界的に渡航が制限されている今、これらの観光地を実際に訪れることはできませんが、オンラインでご自宅にいながらにしてネットの先に広がる美しい風景を堪能できるということは素晴らしいことです。今の困難な状況は必ず終わりがあります。そして、その終わりを迎えた時にはどんな観光地をお客さんに紹介したいでしょうか。あえて、今だから私たちが誇る美しい国立公園の数々をご紹介させていただきたいと思います。

 

ミネソタ州 ボエイジャーズ国立公園

ミネソタ州北部のカナダとの国境付近には手付かずの大自然があるボエイジャーズ国立公園があります。広大なその面積は約900㎢で、日本に当てはめると、鹿児島県がすっぽりはまってしまうくらいの広さです。敷地のほとんどが湖である為、公園内はカヌーやカヤック、そしてボートなどをレンタルして冒険することになります。園の見所を熟知しているレンジャーが案内してくれるレイニー湖、カベトガマ湖、ナマカン湖では大自然での生態系の営みなどを垣間見ることができ、それはそれは、日常の世界とは別次元の世界に息を飲むばかりです。ハクトウワシ、ムース、鹿が生息する森林地帯をボートで訪れたり、テントを張ってキャンプしたりと極上の大自然体験ができます。

アクセス: ボエイジャーズ国立公園まではミネアポリス・セントポール国際空港(www.mspairport.com) から車で4時間30分(455km)かかります。広大な園内には案内所が点在しているので要所で訪れて情報を入手できます。

ミネソタ州その他の国立公園 :

 

ウィスコンシン州アポストルアイランド・ナショナル・レイクショア

ボートやカヌー、カヤックでアクセスする絶景地の一つにウィスコンシン州北西部スペリオール湖の湖畔アポストルアイランド・ナショナル・レイクショアがあります。この地域は21の群島で成り立っていて歴史的な灯台があることで有名です。その他、砂岩でできた海洞窟も訪れてみたいスポットです。21の島々の中で18の島でテントを張ってキャンプすることも許されているので釣りをしたりカヤックなどで探訪したり自然に親しむアクティビティが思いのまま。アポストル・アイランド・クルーズ社では周辺の島々を訪れるアイランドホッピング観光クルーズを提供しています。冬には「アイスケーブ」(氷でできた洞窟)観光が人気です。

 

アクセス: アポストルアイランド・ナショナル・レイクショアはミネアポリス・セントポール国際空港から車で4時間(390km)です。

ウィスコンシン州その他の国立公園:

 

イリノイ州モルモン・パイオニア・ナショナル・ヒストリックトレイル

イリノイ州中西部のミシシッピ川沿いの街ノーブーはモルモン・パイオニア・ナショナル・ヒストリックトレイル(モルモン教徒の巡教)の出発地点があります。1800年代の宗教対立で、モルモン教徒がこの地を追われユタ州ソルトレイク・シティに本拠を構えるまで2000kmの旅を続けることとなりました。ノーブーでは今日、かつてのモルモン教徒のコミュニティタウンが保存され歴史地区として一般に公開されています。また、ミシシッピ川を見渡す絶景スポットが要所に確保され歴史探訪とミシシッピ川流域の旅を楽しむことができます。中でも、お隣アイオワ州側にあるリンガーロンガー公園からのノーブーの街がパノラマに広がる景色は必見です。

アクセス: ミズーリ州セントルイス・ランバート国際空港より車で3時間(275km)、シカゴ・オヘア国際空港より4時間15分(430km)。

イリノイ州その他の国立公園:

 

ミズーリ州オザーク・ナショナル・シーニック・リバーウェイズ

ミズーリ州の南東部のオザーク高原地帯を流れるカレント川とジャックス・フォーク川流域に全長215kmにわたる景観地区があります。透明度の高い澄んだ水を求めて川あそびやカヌー、ボート、釣りなどを楽しむ人々が集まります。周辺の大自然の環境下ではハイキングや野鳥観察も楽しめます。また、近隣に300以上の洞窟がありガイド付きの洞窟ツアーもお楽しみいただけます。アウトドア観光に最適な場所です。

アクセス: ミズーリ州セントルイス・ランバート国際空港から車で2時間45(250km) 、テネシー州メンフィス国際空港から3時間15(300km)で観光案内所に到着します。

ミズーリ州その他の国立公園:

ウィルソンズ・クリーク国立戦場跡公園https://www.nps.gov/wicr/index.htm

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